「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書 466)

著者 :
  • 光文社 (2010年6月17日発売)
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「官僚はデフォで神」という言葉、ショッキングではありましたが、そう考えると世の中おかしい!訳が分かってもきます。偏差値の高い人が敬われ、そういう人たちの考えだけで成り立ってきた国家の病を解説した本。

金融政策の失敗に対し、日銀がとった態度;通貨を発行してもデフレ解消は無理⇒でも、欧米は通貨発行で解消済み⇒生産性への地道な取り組みが必要⇒だから、日銀は責任をとらなくていい、なんてどこまでいっても言い逃ればかりは、官僚を身近に持ち、育った私から見ても「うん、うん」とうなづける内容。

日本経済の脱却への道のり;日銀が硬貨を30兆円⇒政府が一万円札30億枚に両替⇒20万円/年の定額給付をマイルドな(=3~4%)インフレになるまで続けること

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2012年4月30日
読了日 : 2012年4月30日
本棚登録日 : 2012年4月30日

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