フーコー、幻の処女作とされる心理、精神病理学書。キルケゴール、ニーチェの系譜上になる哲学的心理学である。
フロイトからビンスワンガーに流れる臨床の方法も十分に参照されながら、社会・歴史へ開かれる視点と思考は後年の偉業を予感させて魅力たっぷりだ。
人間はなぜどのように人間の住みにくい社会を作ってきたか。
この大命題への入り口である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
心理学
- 感想投稿日 : 2013年9月27日
- 読了日 : 2013年9月27日
- 本棚登録日 : 2013年9月27日
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