第11回電撃小説大賞大賞受賞作。人類の終わりを叙情的に描いた作品。元々のタイトルは『少女禁猟区・世界で最後の1人+8』。「世界で最後の1人+8」の部分は間違ってはいないのだが、「少女禁猟区」って何だ?というタイトルなので、出版時に変更を余儀なくされた模様。確かに「楽園の囚われ人たち」の方が、作品の叙情性をよく表していると思う。
さらさら読めるし、設定も興味深い。しかし、残念ながらこれが大賞?もっと他になかったの?という感じ。ストーリーがあっさりし過ぎだし、技術の粋を集めたはずの人工知能(第三世代型の擬似人格)もお粗末。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ラノベ
- 感想投稿日 : 2012年5月2日
- 読了日 : 2012年5月2日
- 本棚登録日 : 2012年2月19日
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