ガルシアマルケスの代表作。
焼酎の名前にもなっているので、題名ばかりが有名だ。
それもそのはず、登場人物は名前が同じだったり、挿話がどんどんひろがって話の始まりがなんだったかわからなくなったりする。
単純な話は 俯瞰して 誰がどうしてどうなったと簡単にまとめられるが、実際の現実は決してそうでない。
挿話につぐ挿話とは私たちの人生そのものなのです。
廊下をあるけば 会うつもりのない人にあい。 何かを食べようと思えば別のものを食べていたり、われわれはまるでパチンコの玉のようにあっちにあたりこっちに当たりいきている。それでいて 何がしたい こうなりたいという意志の働きも決して無視できない。
この小説はプロットではなく ひとつひとつのエピソードをシャワーを浴びるように読み進めるべき小説だ。
日本の小説に飽きた人 読んでみてください。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノーベル文学賞授賞作家の本
- 感想投稿日 : 2010年11月25日
- 読了日 : 2010年11月25日
- 本棚登録日 : 2010年11月25日
みんなの感想をみる