伊与原さんの紡ぐ、科学と人間を絡ませた物語にはいつも癒やされる。
母なる大地・地球。
5つの短編を読みながら自然に浮かんでくるこの言葉の意味を、読了した今、しみじみ噛みしめる。
そして地球上に棲む全ての生き物を愛しく思えた。
地球上の自然を全身で感じ取り、自然と対峙することは本当に素晴らしい。
数多いる地球上の生き物の中で、何故人間だけが些細なことに惑わされるのか。
何故もっとおおらかにシンプルに生きられないのか。
ちっぽけなことに悩む人間たちをそっと優しく包み込んでくれる母なる大地。
私も静かに耳を澄ませ、大地の声を聴いてみたくなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
伊与原新
- 感想投稿日 : 2020年12月23日
- 読了日 : 2020年12月23日
- 本棚登録日 : 2020年12月20日
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