出版社勤務のアラサーの娘と定年間近の国語教師の父。
ほのぼのとした父娘の会話にほっこり。
この父娘の信頼関係の深さにはちょっとびっくり。
ここまで仲のいい父娘は今の世の中、なかなかいないんじゃないかな。
「謎をレンジに入れてボタンを押したら、たちまち答えが出たみたい」と百科事典のように博識な父。
定年間近の父は何かと煙たがれるけれど、こんな頼りになる父なら重宝されること請け合い。
娘との会話がない、と嘆き悲しむ世の父たちよ。
「中野の父」を見習いたまえ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
北村薫
- 感想投稿日 : 2019年9月11日
- 読了日 : 2019年9月11日
- 本棚登録日 : 2019年9月8日
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