困っている猫がいると放ってはおけない!
猫をピンチから救う傀儡師、オス猫のミスジは人(阿次郎)を操り日夜猫達を助けている。
チャキチャキの江戸っ子のミスジの言葉遣いは読んでいてスカッとする。
人は考えすぎるのが玉にキズ、物事をもっとスッキリ始末すりゃいいのに…とごもっともなミスジのセリフには思わず納得。
呆れるくらい呑気な相棒の阿次郎に鋭くツッコミを入れるミスジ。
そんなミスジ主導のもと、名コンビが猫とその猫に関わる人に起こった災いを次々と鮮やかに解決していく。
微かな臭いや音、気配で人が隠す嘘をズバリ見抜くミスジ…うちに来る通い猫の二匹も実はこんな事を思っていたりして…想像すると面白い。
江戸の猫町で繰り広げられる人(猫)情に厚い軽快な物語。
もちろん続編希望!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
西條奈加
- 感想投稿日 : 2017年10月25日
- 読了日 : 2017年10月25日
- 本棚登録日 : 2017年8月20日
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