戦後最大のミステリーと呼ばれる「帝銀事件」を史実をベースに作者独自の観点で描かれた小説です。
終戦間際の満州で細菌兵器を作ろうとした部隊の人体実験。そこから帝銀事件につながる流れは、フィクションの部分があるとはいえこの事件の真相を語っているような迫力がありました。
ページ数はありますが、展開が早いのでテンポ良く読めてわかりやすいストーリーになっていると思います。
ただし人体実験など多少残酷な部分もありますので苦手な方にはお勧めできませんが・・・
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年5月9日
- 読了日 : 2012年5月3日
- 本棚登録日 : 2012年5月9日
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