いつもちこくのおとこのこ: ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー (あかねせかいの本 17)
- あかね書房 (1988年9月1日発売)
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「ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、おべんきょうしに てくてく でかける」
ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーはずいぶん早起きして学校に向かうのですが、いつも考えられないようなトラブルに巻き込まれ、遅刻してしまうのです。
ある日はわにがかばんに食いつき、ある日はライオンがズボンをやぶくといった具合に。
理由を話すけれど、先生は聞く耳を持たず。
罰として「うそは つきません」と300回書いたり、400回唱えたり。
何事もなく、遅刻もせずに学校に行くことができた日、先生はけむくじゃらのゴリラにつかまっていました。
「おおきな けむくじゃらの ゴリラなんてものは このあたりの やねには いませんよ、せんせい」
そうして、もっと勉強できる場所に出かけて行ったのです。
勉強がしたくて学校に行ったのに、理不尽に叱られ、勉強もさせてもらえない。
もしわが子だったらと思うとヤキモキしましたが、最後に彼の方から先生を見限ったのには爽快でした。
とてもリズム感のいい文章で、読み聞かせしやすいです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2022年10月25日
- 読了日 : 2022年12月5日
- 本棚登録日 : 2022年10月25日
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