これもまた『文房具を買いに』同様、短時間で読んでしまった。
片岡氏でなければ書けないような言い回し。普通の人だと、書くのにちょっと、躊躇しそうな台詞をさらっと書いてあるところに独特の味がある。
ただ、冷静に自分を書いている箇所があって、そこは笑ってしまった。真面目な顔してジョークをとばすタイプの人だろうか。とにかく笑えた。
一番印象に残ったのは、ノートの章。ノート好きなのが、ひしひしと伝わってくる。私も使った事のあるもの、現在愛用中のものが登場するので共感できた。スイス製のものと丸善のもの意外はほとんど使ったことがあったので、親近感が湧いた。それに片岡氏はPCではなく、ノートに手書きで小説を書いているというのだから驚きだ。
ちょっと感銘を受けた本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年5月3日
- 読了日 : 2012年5月3日
- 本棚登録日 : 2012年5月3日
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