10人以上が殺害された尼崎連続殺人事件。獄中で死亡した主犯を元に、事件の背景を探る。
起きた事件が、本当に怖い。家族を支配し、家族間で争わせる。精神的に追い込み、殺害まで行い、遺体をコンクリート詰めにして投棄する。入り込まれた家族も、ちょっとした漬け込まれるところがありそうには書かれているが、どこにでもある家族で、自分のところだってどうかと思わせる。
ただ、筆者のけれん味がある書き方は、今回も健在で、すごい真相を握っているよう感じが、しりつぼみになっていくのと、どう言った家族が狙われる的話を入れたりというあたり、個人的は蛇足に感じた。
事件とその背景を追うだけでも、かなり怖さを感じられる本だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月21日
- 読了日 : 2022年1月14日
- 本棚登録日 : 2022年1月14日
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