新選組の料理人

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  • 光文社 (2018年5月17日発売)
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感想 : 54
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炊き出しの不満を言ったことから、原田左之助に新撰組の賄方にされた菅沼鉢三郎。賄方として食事を用意しつつも様々な事件に巻き込まれていく。

新撰組の料理人というタイトルに惹かれて借りて読んでみました。実際は原田左之助の話が多く、もう少し鉢三郎と日常的な感じの話があれば、よかったかなと思います。食事に話も出てくるが、もう少し深掘りや食事を元にした展開があってもとも思います。

意外に興味を惹かれたのが、本陣を転々とする際の土地の見立て方。左之助だったり、鉢三郎だったりするが、選ぶ視点や状況判断などおもしろかった。

2018年刊行だけど、渋沢篤太夫は狙ってたのか、たまたまかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月5日
読了日 : 2022年2月3日
本棚登録日 : 2022年2月3日

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