[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
ライトノベルではほとんど見かけない中華風ラノベ......に見せかけた戦記物
前半は主人公を始めとする登場人物がどのような人物なのかが書かれ、登場人物同士の掛け合いで物語が進んでいた。所々に主人公の状況や都市や国家についてが書かれ、後半の展開に向けた流れが生まれ、読みながら世界観を知ることが出来た。
中央の科挙みたいな試験に合格することが出来ないでいた主人公が辺境の都市に行ったことで新たな展開を迎えるといった内容はよくある展開ではあるが、それは騒動が起きる要因が様々な形で書かれているため、違和感を感じることがない。
また、主人公が人を殺すことで葛藤し、大切だと思う人を守るために人を殺す。そして仲良くなった人々から罵倒されている様子は物語が単純に進まないことを期待させてくれる。
物語は腐敗し、下り調子の中国風なので他にない部分が楽しめた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月22日
- 読了日 : 2018年1月31日
- 本棚登録日 : 2018年12月22日
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