[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
6巻で始まった北の『レアニール連合』との戦争は決戦にむけてゆっくりと進んだようだけど、アレスとミーアは共同で遅滞戦闘に望み、軍司令官のフィリップの思惑を大きく越えた戦果を上げて帰還した。
少数の精鋭でゲリラ戦や防衛戦ならまだしも敵本陣に突入するなんて、まさに英雄譚だよ。
そんななかでハインツ王太子の訪問を受けたフィリップはアレスのこともあり、相対的に自分の立場が下がっていることを感じ取り、焦り始めているようだ。
会戦自体もフォリップの戦果などはアレスの行動で霞む存在となってしまった。次巻で何かが起きるだろうな。
一方でアレスも姫巫女システィナとの会話で今回の戦いに『レアニール連合』にはそれなりの正義があり、自分の『ベールセール王国』にも正義があり、分かり合うことが難しいことは理解できたろう。ただの騎士から領主、それ以上の立場になることを考えさせられる立場になってきたということなのだろう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年12月22日
- 読了日 : 2015年7月12日
- 本棚登録日 : 2018年12月22日
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