となり町戦争 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2006年12月20日発売)
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感想 : 853
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日本は戦争を放棄していながら、軍需産業を通して戦争に関与していることを想起する内容だが、ドラマチックな変化を起こす強権が排除された法治国家を舞台に小説を書く手法のひとつとして、秩序を立ててドラマチックな変化がもたらされること(秩序だっている以上、急激な変化ではない。)を描いているのか。
ただひたすらに静謐な作風が現代的であり、心地よい。

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感想投稿日 : 2020年2月11日
本棚登録日 : 2020年2月11日

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