少女葬 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2019年4月26日発売)
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道を踏みはずすのは一瞬だ。でもそれを立て直して軌道修正するには、何十倍もの時間がかかる。(P.24)
「弱さは罪じゃないっていうけれど、そんなの嘘よ。馬鹿は罪、弱いのも罪」(P.179)
お金がなくても、飢えても、なにかひとつ支えになるものがあれば人は生きていける。(P.182)
「ーあれがしたい、これがほしいって、普段から考えて主張する癖をつけとかないと、肝心なときに動けないんだ。いざってときになにもできないと、その記憶をあとになっても引きずる。そして、どんどん動けない人間になっていく」(P.260)
塗りつぶしたような濃紺の夜空に、折れそうな月が薄っぺらく貼り付いていた。(P.71)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年4月12日
読了日 : 2022年4月11日
本棚登録日 : 2022年4月8日

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