ひとり旅の楽しさを知った日和にも、"コロナ禍"の波は直撃する。
が、なるべく人と接触しないやり方で、移動にも気を使い、工夫しながらひとり旅を楽しむ日和の姿に少し勇気付けられる。
"不要不急"と言われるかもしれないけど、日々を彩る楽しみは、人には必要なものだと思う。
ただ、ラストの話は沖縄旅行が舞台だったが、沖縄といえば、人口に対して感染がめちゃくちゃ多いところで、ややおさまってきたとはいえ、そんなとこに東京から行くかね…という気はしなくもなかった…特にその前、和歌山へ行くときは、散々悩んだり家族を説得したりという描写があったのに。
感染が落ち着いて、旅行もしやすくなった風に書いてあったのは、もしかしたら、この本が出る頃にはきっとそうなっているはずという、希望的観測が含まれていたのか。
そろそろGOTOを復活させるとかいう話も出ているようだけど、まだそこまで落ち着いた感じもしないような…
次巻が出る頃、世の中がどうなっているかも楽しみなところだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説一般書
- 感想投稿日 : 2022年3月29日
- 読了日 : 2022年3月29日
- 本棚登録日 : 2022年3月29日
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