『どん底作家の人生に幸あれ!』というタイトルで2019年に映画化された本作。少年から青年期へ向かう第ニ巻。
無事に伯母にひきとられ、新たな学校生活が始まる。次々に登場する多様なキャラクターが何よりも魅力的。恋と友情、親子の愛にも匹敵する伯母や乳母の存在などの反面、イヤな予感のする人物との出会いもあり、読者を飽きさせない。数あるキャラクターの中でも作者の父親がモデルだといわれるミコーバーの個性は際立つものがある。色々な出来事があるが、過酷だった第一巻に比べ、少年から大人になっていく過程の、いわば思春期を描いた第ニ巻は、微笑ましく読める内容だったと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年8月18日
- 読了日 : 2022年8月15日
- 本棚登録日 : 2022年8月16日
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