90年代に書かれたブラッドベリの短篇21篇を収録。SF、ファンタジー、ホラーの混在する幻想センチメンタル作品群。短篇集にはありがちだがこの作家は特に、それぞれの短篇ごとに好みが分かれる傾向が強いんじゃないだろうか。気に入るものはすごく好きになれるし、感性の合わないものは本当にわけがわからんで終わる。個人的には、思春期が美しい<石蹴り遊び>、伝奇ホラーチックな<フィネガン>、アイディア小品<レガートでもう一度>、図書館ノスタルジー<交歓>、SFレクイエム<最後の秘跡>あたりがお気に入り。
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- 感想投稿日 : 2021年7月13日
- 読了日 : 2021年7月13日
- 本棚登録日 : 2021年4月23日
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