短編集かと思ったけど、少しずつ違う時期の、同じ家族の出来事を綴った連作集でした。ごくありふれた、でも少しだけ不幸が重なったかな、くらいの一家に起こるあれこれを、淡々とした文章で物語られている。現実の世界では結構な大事件だけど、小説の世界と考えると、それほど大きなイベントは起こらない。でも何故か惹きこまれてしまう、不思議な魅力を持った作品でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2016年10月15日
- 読了日 : 2016年10月14日
- 本棚登録日 : 2016年10月14日
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