路傍の石(上) (まんが学術文庫)

  • 講談社 (2018年12月11日発売)
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感想 : 3
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●世の中には、どうすることもできない大きな石うすのようなものがあると思った。その石の下にはまり込んだものは、どんなものでも粉々にされてしまう。そしてその石臼の重さを1番よく知っているのは貧乏人の子供だ。彼らは最後には「仕方がない」と言う言葉を投げつけて、歯を食いしばってしまうのである。
●丁稚奉公。一人前になるまで店に住み込み、無給で働かされるかわりに、礼儀作法や商売に関わるいろはを身につける事ができる。
●やぶ入り。正月とお盆の16日前後、奉公人や嫁いだ娘が実家に帰ることができる休暇のこと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説物語文学古典
感想投稿日 : 2021年4月30日
読了日 : 2021年4月30日
本棚登録日 : 2021年4月28日

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