世界と闘う「読書術」 思想を鍛える一〇〇〇冊 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2013年11月15日発売)
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本棚登録 : 729
感想 : 52
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●悪の起源について2つの考え方がある。1つ目は悪は善の欠如から生じたと言う考え方。カトリックプロテスタントの考え方。もう一つは善の欠如ではなく、自立していると言う考え方。ロシアなど正教会ではこういう発想が強い。
●現代の日本人は無宗教だと思っている。しかし10,000円札で、10,000円分の商品やサービスを購入することができると疑っていないこと自体が宗教だ。借金苦で自殺する人がいれば、金のために犯罪を犯す人もいる。これはお金が宗教性を持っているから起きる現象だ。しかし利他性がない。また、ナショナリズム、大人にとっての宗教としての性格を持っている。しかも利他性があるから扱いが厄介だ。
●ハーバーマス 大川周明
●五味川純平「戦争と人間」
●孫崎享「戦後史の正体」右にも左にもうける
●「沖縄ヤクザ戦争」と言う映画が良い。
●何よりも安倍政権がやろうとしている「戦後レジームからの脱却」をやられたら困るというのが、外務省の本音なのでしょう。戦後レジームと言うのは、アメリカが日本に移植した戦後民主主義ですから。私たちは皆戦後民主主義の落とし方というのが、外務官僚の平均的認識ですからね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読書話し方プレゼン
感想投稿日 : 2019年6月15日
読了日 : 2019年6月15日
本棚登録日 : 2014年9月4日

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