ブラック企業2 「虐待型管理」の真相 (文春新書 1003)

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年3月20日発売)
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感想 : 18
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●固定残業代込みの給料
●ブラック研修により今までの人生の価値観を全て剥奪される
●学生が頼りにするのはリクナビやマイナビなどの就職情報サイト。企業から掲載料を得てまとめられたもので、いわば広告集である。
●「ありがとうを集めるため」「自分の成長のため」「夢のため」と断ることに言われるので、残業代などお金を求めることがだんだん恥ずかしくなってきたと言う。ワタミの介護
●ユニクロの店長も、ワタミの店長も、競争相手は中国でもミャンマーでもない。国内の同業他社である。つまるところグローバル競争と喧伝しながら、実際には日本人同士がうつ病になるほど競争しあい、同士討ちをしているのが実情のようである。国内店長に、「グローバル競争」は必要なのか?
●労基はパワハラ相談は対象外。
●ブラック士業が向こうについている。争う力の格差を利用した脱法行為。
●死ぬ気で100メートルを走りぬいても、ほどほどのスピードで後ろから走ってくる人の方が、はるかに長く走り、遠くまで行けるのである。会社が持続的であるためには、当然、人間が持続的でなければならない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会(犯罪労働世代地方)
感想投稿日 : 2019年11月19日
読了日 : 2019年11月19日
本棚登録日 : 2016年5月24日

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