憲法対論: 転換期を生きぬく力 (平凡社新書 164)

  • 平凡社 (2002年12月1日発売)
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本棚登録 : 158
感想 : 11
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奥平さんと宮台というかなり異色な組み合わせ。しかしなかなか二人の対談は面白い。宮台は僕の高校の先輩にあたり、たまにそうだよねってわかる部分がある。
彼が奥平さんをリスペクトしていたんだなっていうのが、まず意外であり、ちょっとうれしいところではある。樋口さんではないのだろう。
ここでの二人の議論はたまに、しかし、かみ合っていないというか、お互いにもどかしさを抱えつつ、何とか説明しようとしているところが感じられる。特に宮台の方に。それは、彼の一人喋りが延々と数ページに渡るところで感じ取ることができるのではないだろうか?
とはいえ、この手の対談では、かなり面白く、議論内容も高度である。しかし、語り口はやさしい。新書として読めるはず。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 法律学
感想投稿日 : 2004年9月29日
本棚登録日 : 2004年9月29日

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