あとがき抜粋
軍隊で兵隊と靴下は消耗品と言われ
兵隊は猫くらいにしか考えられていない
僕は玉砕で生き残ると言うのは卑怯ではなく
人間として最後の抵抗ではなかったと思う、
3連隊の連隊長はこの玉砕について
(あの場所をなぜそうまでにして守らねばなら
なかったのか)
僕はそれを耳にしたとき、ふわっと虚しい
ため息みたいな言葉が出るだけであった
あの場所をなぜそうまでにして、
守らねばならなかったのか
なんという空しい言葉だろう
死人に口はない
私僕は戦記物書くとわけのわからない
怒りがこみ上げてきて仕方がない
多分戦死者の霊がそうさせるのではないかと思う
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- 感想投稿日 : 2020年12月9日
- 読了日 : 2020年12月9日
- 本棚登録日 : 2020年12月9日
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