この小説が登場した時、私はまだ生まれてもいなかったので、リアルタイムの読者とは、たぶん読み方そのものに違いが生じると思うんですが、素直にすごい小説だと思う。新興宗教って偏見だとわかっていても、やっぱりネガティブなイメージしかないんだけど、そういう設定は抜きにしても、破滅に向かっていく変遷を「個人」と「組織」双方向の視点から描いていくこの文章は素直にすごい。長い小説だけど、グイグイ読めてます。
読書状況:読み終わった
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高橋和巳
- 感想投稿日 : 2010年5月25日
- 読了日 : 2010年5月25日
- 本棚登録日 : 2010年5月25日
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