とてもエネルギッシュな本であり、自分の人生を何のために活かしていくかをものすごく考えさせられる内容だった。
著書のジョン・ウッド氏は、Microsoftで働き経済的に悠々自適の生活を送っていたが、精神的には決して満足のいく人生を遅れていなかった。
そんな時出会ったのが、ネパールでの小学校。
その小学校には本がなく、彼自身の幼いころと子供たちの置かれた環境の違いに愕然とした。彼自身は、今の自分を形成にするにあたって、幼いころ本を読んだことが大きな影響を与えていたからである。
そんな彼に対し、校長先生は、「あなたはきっとここに戻ってくると思います。」という言葉をかけた。この言葉から、ジョンが途上国の貧しい小学校に本を届けることをはじめたのである。
この本は全体を通して、彼の人生哲学に触れながら、Room To Read創設に至るまでの行動を中心に書かれている。
私自身、彼の人生の劇的な出会いに感動し、また彼の姿勢に対して感銘を受けた。特に「できない理由ではなく、どうすればできるかを考える」というマインドをもとに常にゼロから1を作り上げていった点である。
何事もできることを実行し続け、積み重ねていくことが大事を成し遂げる唯一の道だと改めて認識させられた。
今後、仕事などで行き詰ることがあれば、立ち返って読む本である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自己実現
- 感想投稿日 : 2011年8月10日
- 読了日 : 2011年8月10日
- 本棚登録日 : 2010年5月6日
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