三国志読了です。
夏のはじまりからゆっくり読み始めました。
なんだか、読めば読むほど登場人物に感情移入するのに、読めば読むほどみんな散っていくという…。二律背反? 違うか。
はじめのほうの巻の帯のあおりが、どんどんきいてきました。
死に場所を見つけられることは、ここが自分の生き場所であるということだからな。
でも呂布が死んだときとか、関羽や張飛が死んだときは、あああ……ってちょっぴりブルーになってました。
ん、まあな。みんなみじめではなかったので良しとする。状況がそうだったとしても、生きざまはそうではなかった。
北方さんのインタビュー(三国志特集ではなく、対談集だったかな)で、“美しい”でも、“綺麗”でもなく、「“いい”赤」っていう、主観で語られた言葉の使い方をしたい…というふうなことを書かれていました。
それを、劉備が死ぬ間際のシーンで思い出した。
ぐずぐずしてて漢らしくないよ! と思ってたら、いい眼をして死んだ。
途中名前がごっちゃになりかけながらも、見返しみながらならダイジョウブ。漢字だし。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年10月4日
- 読了日 : 2010年10月4日
- 本棚登録日 : 2010年10月4日
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