三国志 (13の巻)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (1998年10月1日発売)
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感想 : 14
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三国志読了です。
夏のはじまりからゆっくり読み始めました。

なんだか、読めば読むほど登場人物に感情移入するのに、読めば読むほどみんな散っていくという…。二律背反? 違うか。
はじめのほうの巻の帯のあおりが、どんどんきいてきました。

死に場所を見つけられることは、ここが自分の生き場所であるということだからな。
でも呂布が死んだときとか、関羽や張飛が死んだときは、あああ……ってちょっぴりブルーになってました。
ん、まあな。みんなみじめではなかったので良しとする。状況がそうだったとしても、生きざまはそうではなかった。


北方さんのインタビュー(三国志特集ではなく、対談集だったかな)で、“美しい”でも、“綺麗”でもなく、「“いい”赤」っていう、主観で語られた言葉の使い方をしたい…というふうなことを書かれていました。
それを、劉備が死ぬ間際のシーンで思い出した。

ぐずぐずしてて漢らしくないよ! と思ってたら、いい眼をして死んだ。



途中名前がごっちゃになりかけながらも、見返しみながらならダイジョウブ。漢字だし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年10月4日
読了日 : 2010年10月4日
本棚登録日 : 2010年10月4日

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