耳をすませば (集英社文庫(コミック版))

著者 :
  • 集英社 (2005年7月15日発売)
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本棚登録 : 473
感想 : 69
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8月、夏休み。本が大好きな中学生・雫が不思議な猫に導かれてたどりついた場所は…? 気になる少年との出会い、将来の夢、生まれて初めての気持ち…。雫の中で、なにかが変わりはじめる――。
スタジオジブリによってアニメ化もされたファンタジックストーリー。
【同時収録】耳をすませば 幸せな時間 解説エッセイ/鈴木敏夫 対談/近藤喜文&柊あおい あとがき/柊あおい
スタジオ・ジブリでアニメ化されたストーリーとほぼ同じですが、細かい部分が違います。
天沢聖司が目指しているのはヴァイオリニストではなく、絵描きであること。聖司の兄と雫のお姉さんは、付き合っている。雫の親友の夕子が、最初は聖司のイメージが悪かったけど彼の良さが分かって惹かれる一方迷っていた雫に、自分に正直になりなよと励ましたり、役割が大きくなっています。雫が書いている物語の内容も、かなり違います。
鈴木プロデューサーによると、宮崎駿は原作を真ん中あたりしか読んでいなくて前後を想像して脚本を書いたそうです。
作者が描ききれていなかった部分もアニメ化されたストーリーに含まれているので、その辺も含めて楽しめます。

読書状況:読みたい 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年12月5日
本棚登録日 : 2022年12月5日

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