トレインスポッティング [DVD]

監督 : ダニー・ボイル 
出演 : ユアン・マクレガー  ロバート・カーライル  ユエン・ブレムナー  ケリー・マクドナルド 
  • 角川映画
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感想 : 188
5

マーク・レントン(ユアン・マクレガー)は平凡な生き方よりも、「誠実で真実あふれる麻薬の習慣」を選んだ麻薬常習者の青年。彼は何度目かの麻薬断ちを決めた。仲間のシック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)も麻薬を止めるが、それはレントンに嫌がらせをするためだ。
麻薬よりも健全な性欲を満たすべく、レントンたちはディスコに行く。そこで彼はダイアン(ケリー・マクドナルド)という美女に魅かれて彼女の家でセックスする。翌朝、彼はダイアンが実は高校生だと知る。
レントンたちは再び麻薬を始めた。それまで麻薬はやらなかったトミーも、恋人に振られた腹いせに麻薬を打ってくれという。皆が麻薬に耽っている間に、仲間のアリスンの赤ん坊が死んでいた。
実はその赤ん坊の父親だったシック・ボーイは泣く。皆は慰めにさらに麻薬を打つ。レントンとスパッドが万引きで捕まり、スパッドは刑務所に。
執行猶予になったレントンは本気で麻薬をやめようとして、禁断症状で地獄の苦しみを味わう。トミーは注射針からエイズに感染していた。麻薬を止めたレントンはロンドンに出て不動産屋に就職。
だがそこに故郷の仲間たちが押しかける。まずは強盗で逃走中のベグビー(ロバート・カーライル)、それにポン引きになったシック・ボーイ。
やがて彼は二人のせいでクビになり、3人そろって故郷に帰ると、トミーの葬式が行われていた。葬式のあとシック・ボーイが多量の麻薬取引の話を持ち出す。レントンは嫌々ながら仲間に説得され貯金を提供する。
この取り引きは、レントンたちの人生を思いがけない方向に変えていく。
アーヴィン・ウェルシュの小説を映画化。
スコットランドの社会に閉塞感を感じて、人生に行き詰まって、ドラッグにハマったが、悪戦苦闘しながらまっとうな人生をやり直そうとするレントンたちの姿がカッコ悪くも、がむしゃらでカッコ悪くても未来に向かって全力疾走する勇気をもらえて、スカッとしますね。
酔っぱらい過ぎて粗相したり、禁ヤクとスリップを繰り返したり、女を追っかけたりフラレるしながらの明るい悲惨な青春模様、ワルだが冷静なレントンやアル中で喧嘩っぱやいベグビーやジェームスボンドおたくなシックボーイなどのユニークなキャラクター、イギーポップ、アンダーワールドなどの音楽も良かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月2日
読了日 : 2023年2月2日
本棚登録日 : 2023年2月2日

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