彼らはそれぞれ捕らわれています。
時代遅れの男尊女卑な価値観や歪んだ性衝動、母親の面影や田舎の古い因習に。
抑圧された日常。募る違和感。それはいつしか耐え難い恐怖へと変質していく…。
物語の終りに彼らは解放されます。狂気の世界への逃避、残酷な真実を知ること、後味の悪いものが多いですが。
幽霊よりも妖怪よりも人間が怖い。
山岸凉子のホラーを読むといつも対人恐怖症気味になります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年7月19日
- 読了日 : 2014年7月19日
- 本棚登録日 : 2014年7月19日
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