なぜ公理は公理であるのか。1とは何か。
無限についてカントールはこういった思索を繰り返したのだろうか。作者は、人類全体の思考の枠組みを一段階広げるような発見に至る準備運動をしているのかもしれない。それが結実するのかはわからないが、何かどでかいことを成し得るポテンシャルを感じる。
純粋才能が良き出会いを重ね(特に古武術の甲野善紀氏との出会いは大きいと感じる)、アンテナの感度の良さ、感受性、知性、数学的素質が融合してここまでの考察に至る。わかりやすい上に深いので、そのまま講話として宗教な人にパクられそうである。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2016年1月17日
- 読了日 : 2016年1月17日
- 本棚登録日 : 2016年1月17日
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