探偵は女手ひとつ: シングルマザー探偵の事件日誌 (光文社文庫 ふ 31-1)

著者 :
  • 光文社 (2019年1月10日発売)
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本棚登録 : 369
感想 : 45
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山形県が舞台という事で興味が湧いたため読んだ。
山形出身の自分からすると、情景が目に浮かび、あそこの場所はどこがモデルなのか、くらいまでわかる。

ただ、山形に縁もゆかりもない人が読んだとしたら、正直話にはあまりインパクトが無いしとにかく地味。
しかし自分はその地味さがまた良いと思った。

特に雪下ろしやさくらんぼ泥棒などの題材、地方ヤンキー特有の行動などが山形あるあるで面白い。

個人的にお気に入りのキャラは元不良の逸平。
留美とのコンビはやり取りが軽快だし、なんだかんだお互いが信頼し合っていて読んでて気持ちよかった。

山形に一度でも訪れた事がある人は読んでみると楽しいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月26日
読了日 : 2022年8月26日
本棚登録日 : 2022年8月19日

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