二組の兄と妹のお話。
凄絶で哀れな恋のお話。
妹、サネンが清廉で美しい。
兄、フィエクサの苦悶がつらい。
天保の頃の奄美が舞台というのは珍しく興味深かった。
それから表紙が美しい。
物語のもつ悲哀と耽美的な雰囲気にマッチしていて大変よかった。
しかしコピーの類いがほぼオチなので、そういうのはちょっと。
読書状況:読み終わった
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文庫
- 感想投稿日 : 2016年2月16日
- 読了日 : 2016年2月16日
- 本棚登録日 : 2016年2月16日
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