まだ生と死が目の前に生々しく横たわり、文明から隠されていなかった時代。目に見えない疫病に人々は翻弄されて想像は膨らみ肥大化した恐怖は人間を残酷な行動に駆り立てる。安心感を得るために人をよいものと悪いものに分類していく。
薄汚れた世界でイノセンスはどこまで保たれるのか。とても脆く壊れやすい純粋さを守り抜こうとするのは愚かな試みなんだろうか。
そして性。男性性のリアル。
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- 感想投稿日 : 2015年11月19日
- 読了日 : 2015年11月19日
- 本棚登録日 : 2015年10月20日
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