昭和24年の推理小説。素晴らしかった…。1932年生まれで終戦直後の時代に青春時代を送った作者だから書ける小説なんだと思う。
最後泣いてしまった。素晴らしい小説だった。良いものを読んだ。
犯人は割と早い段階から目星をつけられるけど、突然男女共学を強いられて混乱する教育現場だとか、主人公の悲しい失恋や、適応して青春を満喫する主人公の友人や、適応できない学生からの妙な嫌がらせの発生する学園祭や、ミステリを完成させようとする主人公の頑張りや…そういう青春小説みたいなところだとかに惹かれて夢中で読んだ。
『たかが殺人じゃないか』タイトルと、最後のオチもすごくよかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内ミステリ
- 感想投稿日 : 2022年7月4日
- 読了日 : 2022年7月4日
- 本棚登録日 : 2021年4月12日
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