〈四つ子が織りなす家族の物語〉
幼少期から離れ離れに暮らし、お互いの存在も知らなかった四つ子の姉妹が、あるきっかけで四つ子だけで共同生活を送ることになるというお話。
しっかり者で、家事も得意な一花(いちか)
元気で明るい関西弁を話す二鳥(にとり)
家族を何より大事にしている、この話の主人公である三風(みふ)
人見知りで陰がある四月(しづき)
(四人の名前の漢字をつなげると『花鳥風月』に)
四つ子なので同じ顔ですが、性格も得意なことも全く異なる四人が協力しながら、ときに喧嘩をしながら生活を送っていきます。
この巻では、四人が家族のつながりをつくっていく過程が、そして家族が自分の心の支えになってくれること、また自分も家族の支えになってあげることが書かれています。
可愛らしい四つ子たちが活躍するだけではなく、彼女たちの暗い過去なども書かれており、四姉妹の成長と絆を応援したくなる作品です。
【受賞記録】
「第6回角川つばさ文庫小説賞」特別賞
「第3回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第8位
「第2回 小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」TOP100
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
913:日本文学‐小説.物語
- 感想投稿日 : 2022年3月22日
- 読了日 : 2022年3月22日
- 本棚登録日 : 2022年3月5日
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