クロワッサン学習塾 (文春文庫 か 84-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2023年6月7日発売)
3.37
  • (8)
  • (13)
  • (26)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 292
感想 : 18
4

主な登場人物は元教員の三吾と、小学四年生の息子真司。真司の友達の隆之介、隣のクラスの茉由利。

三吾の元教員という経験からの話や、教育に対しての見解などが、興味深く、また、共感する内容だった。
三吾の父で真司の祖父である康太郎が、孫の真司との会話の際にジェネレーションギャップを感じさせるのも、康太郎の年代を感じて良い。

幻冬舎文庫の、遠藤彩見著「給食のおにいさん」シリーズを読んだことがあるが、似通ったものを感じた。
どちらも「教育」が関わる本なので、当然といえばそうである。

伽古屋圭市さんの作品を読むのは初めてでした。
面白かったです。続刊が出ることを期待します。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月12日
読了日 : 2023年6月12日
本棚登録日 : 2023年6月10日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする