僕の樹には誰もいない

著者 :
  • 河出書房新社 (2022年10月26日発売)
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本棚登録 : 54
感想 : 7
5

高校生のときに読んだ雑誌で知った著者。
自分の考え方、生き方に少なくない影響を与えてくれた人だ。
本作を読んで改めて感じたが、行間にたくさんの表現があるのがこの人の文章の特徴であり、味わいだということ。
ジョン・レノンが亡くなったとき、リリース直後だった「ダブル・ファンタジー」を手に入れる気が無いと言っていた。手に入れたら、ジョンの作品がすべてそろってしまう。そうしたら終わってしまうから。
この本は自分にとってのそれだ。発売と同時に買うには買ったが、読み進められなかった。
本書の編集人によれば、未発表原稿、単行本未収録原稿がまだあるらしい。
没後1周年記念、2周年記念などと、願わくば毎年刊行してほしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月24日
読了日 : 2023年2月24日
本棚登録日 : 2023年2月24日

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