装苑 2017年 9月号 (雑誌)

  • 文化出版局 (2017年7月28日発売)
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感想 : 2
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衣装特集

以下が面白い。

・映画『海辺の生と死』の対談
 原作者の島尾ミホについて、満島ひかりと黒河内真衣子(nameデザイナ)が語る。
 「奄美の文化もそうだけど、ああいう自然と一体化する、霊感みたいなものとか秘密めいた文化って、実は日本のどこにでもあるし、みんなの中にも潜んでいるでしょ。はっきりとした綺麗さとか怖さもいいけど、前の時代からつながったもの、個人の中に隠れているものを表現していたいと思う。美しいものとか恐ろしいものを見つめる力がだんだん消えかかっていると感じるんです。まさか!を見つける眼は持っていたい。」満島ひかり

・オサレカンパニー、茅野しのぶのアイドル衣装への取り組み
 それまでのアイドル衣装(ぺらぺらだけど舞台で見栄えがするもの)のアンチとしてアパレル素材で立体感を作るため、なんども提案をして変革をしていった。

・映画『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』
 エミリ・ディキンスンの生涯に興味が湧いた。
 また、引用されている詩が素敵。
 「この世で終わりではない。続きが控えている。音楽のように目に見えないが、音のように確実に。・・・哲学はそれを知らない。最後は謎の中を知性は進まねばならないのだ」

・映画『ブランカとギター弾き』
 

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年11月8日
本棚登録日 : 2019年11月6日

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