国家債務危機――ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?

  • 作品社 (2011年1月8日発売)
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 公的債務というものが何時頃から生まれ、どのような影響を世界に与えてきたか、歴史的な視点から考察をし、その上で現在の先進国が途上国からのファイナンスにより財務運営を行っているグローバルインバランスの状況、ヨーロッパの状況等について簡易な表現で説明している。
 ヨーロッパの危機への対応として、EUがソブリン(主権)として債務管理が出来るような体制にする、国際機関をうまく活用して債務管理の仕組みを作る、といった考察は今後実現化に向けてフランスから議論がなされる内容と思われる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2011年7月4日
読了日 : 2011年7月3日
本棚登録日 : 2011年7月4日

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