ラ・タ・タ・タム: ちいさな機関車のふしぎな物語 (大型絵本)

  • 岩波書店 (1975年7月23日発売)
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本棚登録 : 668
感想 : 94
4

『夜は短し歩けよ乙女』の黒髪の乙女が愛した絵本。
気になって手にした。

お話は...
ちびっこマチアス少年は、ある日、真っ白できれいな小さなお嬢さん機関車を作りました。
工場長も目を丸くして見惚れて、しまいには、お嬢さん機関車を取り上げ、マチアス少年を追い出してしまいます。
お嬢さん機関車は工場を飛び出してマチアス少年を探して旅に出ていきます...

「夜は短し歩けよ乙女」の黒髪の乙女は絵が美しい、と言っていました。
ビネッテ・シュレーダーさんの挿絵は、美しいというより、どこか幻想的でのどかで素敵です。
あ、こんなところに小人さんや小動物がいる!って挿絵の中を隅々まで探すのが愉しくなります。
さらに、挿絵の奥行き感が時を与えている気がします。

本から本へたどっていく、繋がっていくのは楽しいですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2013年10月19日
読了日 : 2013年10月19日
本棚登録日 : 2013年10月19日

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