「日常の謎」の北村薫さんらしい、面白い本でした。なんか嬉しくなります。
この頃の北村薫さんの小説は、日常の謎解き、人が向き合う現実、魅力ある会話のテンポ、が蘇っている。
一時期 北村薫さんが好きな小説家の1番でなくなってきたときの寂しさは何処へやら。
「北村薫さん、まだまだ、大丈夫だよ」って自分に伝えた。
北村薫さんの本を手に取ることが愉しみ。
待ち遠しい未来があるってステキだ。
さて、本小説は、円紫さんではなく、中野に住むお父さんが、娘の謎解き役。
うんちくのくだりは少なめがいい。
何気なく、「気がつかないの?」的な謎解きがいい。
面白い小説でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人文・思想
- 感想投稿日 : 2016年4月3日
- 読了日 : 2016年4月3日
- 本棚登録日 : 2016年4月3日
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