「あなたはやるべきだと思います。断らないでください。」
始まりはそんな言葉だった。
少し不思議で、少し怖くて、少し温かいものが刻まれる小説でした。
お話は…
奇妙な迫力を持った大学学生部の女性職員から半ば強要され、仕方なく指定されたアルバイト先に足を運んだ大学生たち。
そのアルバイトは、彼らに…もたらしていく…
ユウキさんが大学生に手渡すアルバイトを通して紡がれる短編5つ。
「ヒカレル」「モドル」「アタエル」「タベル」「メグル」
「ヒカレル」、「モドル」、そして「メグル」がよかった。
「ヒカレル」ミステリーな要素もよかったし緊迫感もあった。読んでて様々な痛みを感じた、様々な人の心の。
「モドル」最後にとけたシーン。光と音を一気に取り戻した感じがした。
「メグル」ユウキさんのやさしさに触れることができる。
爽やかな風がそよいでいく空を感じた。
この本はブクログでフォローしている人のレビューで知った。
読んで良かったと思った、本の波長があう人だとうれしくなった。
ブクログで繫がる、ブクログが結んでいく、ステキな本が増えていく。
温かい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
文学・評論
- 感想投稿日 : 2013年4月28日
- 読了日 : 2013年4月28日
- 本棚登録日 : 2013年4月7日
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コメント 2件
まろんさんのコメント
2013/05/01
decoさんのコメント
2013/05/01