2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本 ― 受ける「順序」を変えるだけで、内定率アップ!
- プレジデント社 (2011年1月21日発売)
2社で迷ったらぜひ、5社落ちたら絶対読むべき就活本 ― 受ける「順序」を変えるだけで、内定率アップ! 単行本 – 2011/1/21
海老原 嗣生(えびはら つぐお)
1964年生まれ。大手メーカーを経て、リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。
広告制作、新規事業企画、人事制度設計などに携わった後、リクルートワークス研究所へ出向、「Works」編集長に。
専門は、人材マネジメント、経営マネジメント論など。
2008年に、HRコンサルティング会社、ニッチモを立ち上げ、 代表取締役に就任。
リクルートエージェント社フェローとして、同社発行の人事・経営誌「HRmics」の編集長を務める。
週刊「モーニング」(講談社)に連載され、ドラマ化もされた(テレビ朝日系)漫画、『エンゼルバンク』の“カリスマ転職代理人、海老沢康生”のモデル。
著書に『雇用の常識「本当に見えるウソ」』『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』(ともにプレジデント社)、
『学歴の耐えられない軽さ』『課長になったらクビにはならない』(ともに朝日新聞出版)、『「若者はかわいそう」論のウソ』(扶桑社新書)などがある
現実感がずれている印象が残った本
2011年8月14日記述
一読した所、コンサルや広告の世界については海老原嗣生氏が働いていたことがあるためか納得感がある。
ただ、他の業種に関しての解説で違和感を覚えたのも事実だ。
例えば銀行が多くの学生を採用しているのをメーカーが販社と本社を別にして採用しているのを
やっていないようなものという解説をしているのだが、それでは離職率はどうかなどの
突っ込んだ話がまるで出ない。また都銀は転職力がつくなどと大々的に書いている。
もちろんそういう方もいるのだろう。しかし持ち上げ過ぎだなと感じた。
その代表的な都銀の離職状況の現実を知らないのか、それとも知っていてあえて書いているのか
尋ねてみたいものだ。
広告業では泥臭い仕事で将来が不安だと広告業に勤務する人の声を取り上げている。
ただそれは他の業種にも多く当てはまるように感じる。
業種によって求める人材が違うという指摘もその通りだ。
しかしここまで厳密に種類分けできるだろうか?
本書の色々な箇所で出てくる社風や会社のカラーと言ったものも現実にはかなり曖昧なものだ。
それに合う合わないという議論も不毛に感じる。
- 感想投稿日 : 2021年12月10日
- 読了日 : 2021年12月10日
- 本棚登録日 : 2021年12月10日
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