サイロ・エフェクト 高度専門化社会の罠 (文春文庫 テ 18-1)

  • 文藝春秋 (2019年5月9日発売)
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業務をシンプルにして効率的に運用するためや、専門性を高めるためには、サイロ化は必要だけれど、それだけだと上手く機能しなくなる。“細分化されたスペシャリスト的行動パターンが支配する世界では、往々にしてリスクやチャンスが見逃される“。

サイロを打破するための教訓。
1. 部門の境界を柔軟で流動的にしておく
2. 組織は報酬制度やインセンティブについて熟慮する
3. 情報を共有するとともに、自分なりに情報を解釈する余地を与え、その解釈に組織が耳を傾けるようにする
4. 組織が世界を整理するのに使っている分類法を定期的に見直す
5. ハイテクを利用する:“プログラムを変更すればそれまでと違った方法で情報を整理したり、新しい分類法をテストすることもできる“
6. 何より重要なのは、人間の想像力:“自分が日々、無意識のうちに身のまわりの世界をどのように区切っているのか、思いをめぐらせてみる“。“それから想像力を働かせ、別の方法はないか考えて“みる

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月8日
読了日 : 2021年8月8日
本棚登録日 : 2021年8月8日

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