自分を変える超技術: 第一印象でキメてみよう 自分をプレゼンするラッピングパワーとは

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  • すばる舎 (2000年12月1日発売)
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感想 : 2
3

 これからはアピール力が必要。
 プレゼンテーション力から一歩進んだ、全てを包み、デザインし、アピールする力「ラッピングパワー」について書かれた本。
 プランナーとして活躍した実例が色々載っていて面白い。
 ソニーのMDのCMを受注して成功させた話だとか、パンスト販売の話だとか、モータースポーツを普及させた話だとか。
 それを具体的にどう読者が活かすか、何をどうやっていけばいいのか、というところは、はっきりしません。
 結局、一時代を築いたプランナーが時代の先端でどう活躍してきたのかという実例を知るのが一番の勉強です。
 その実例から著者が何をどう説明するかとか、読者が何を学ぶかは、人によっても時代によっても違ってくるでしょう。
       
 日本ではマイナーだったモータースポーツを一般化し、定着させた話。
 著者は、モータースポーツ専門誌のアートディレクションを任される。
      
「マイナーなものはメジャーの言葉(記号、スタイル)で表現する」
「そして一度メジャーになり出したら、一転してマイナー要素で表現してやれば、この世界は日本に定着するだろう」
      
 その雑誌は競合他社を負かし、予想以上の売り上げをあげたという。
      
 マイナー、マニアック専門誌というと、プロレス専門誌のことを思い出します。
 プロレス業界は一種独特のマニアックでコアな専門誌と読者の間で成り立っています。
 プロレスという分野が一種独特なのは、週刊プロレスや週刊ファイトといったマニアックな専門誌がリードしていたというのもあるのでは、と思いました。
        
●仕事ができるだけではビジネスでは成功しない。全人格的なもののクオリティが、ビジネスでは重要になる。
●笑いは最高の演出方法。
「楽しい人」になる努力をしてみよう。
●映画やマンガを見て真似をしてなりきること。
 それが自分を変えていく。
●理想像を手帳や壁に貼る。
●寝る前にイメージする。
   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150818/p1

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 140 心理学
感想投稿日 : 2015年8月18日
読了日 : 2015年8月18日
本棚登録日 : 2015年8月18日

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