「スウェーデン警察中の、これまで紙ベースで行われていた現場の警官と本部の連携をバーコード+ウェブでデータ連携する」というプロジェクトに対して行われていた、リーン開発の事例。「リーン開発を適用した」のではなく、「プロジェクトがより上手く回るように改善していった結果がリーン開発だった」という著者の話には、説得力がある。
読む前は「ピーク時で60人」というのは大した規模ではない、なんて思っていたけど、プロジェクトの内容からするに、よくその規模で回せたな、というのが、正直なところ。
アジャイルの教科書的な手法をそのまま適用するのではなく、現場に合わせてよりよいやり方を適用していったところが生々しくてよい。プロジェクトをよくしていく仕組みを作っていく仕組み、それを整えていくことが本質的であり、著者らの行ったことだと感じた。
付録にリーン開発の簡単な解説もあり、親切な構成なのもよかった。最後の日本語版解説がアツ苦しくてゲンナリしたけど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
KNOWLEDGE
- 感想投稿日 : 2013年11月23日
- 読了日 : 2013年11月14日
- 本棚登録日 : 2013年11月11日
みんなの感想をみる
コメント 1件
daipresentsさんのコメント
2013/11/23