この時代の多様な人物達をモデルとした作中人物達が、現代的な鑑識捜査が確立する以前に、それに近い考え方で事件の謎解きに挑む様子や、もう少し違う意味の「歴史の中のミステリー」に関することに向き合う様子など、なかなかに愉しい物語になっている。
題名の“ホトガラ”は?フォトグラフ(写真)とか、フォトグラファー(写真家)が転訛した、「明治時代初期的な外来用語の綴り方」なのであろう…
時代モノの楽しさと、事件モノの楽しさを合わせ備えたような物語…大変に愉しい!!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫(国内)
- 感想投稿日 : 2016年8月9日
- 読了日 : 2016年8月9日
- 本棚登録日 : 2016年8月9日
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