本作の解説に「作者の代表作であるに留まらず、平成を代表する時代小説」というような評も在る。私はそれに賛成したい。何れかの陣営に必要以上に肩入れするでもなく、淡々とした感じながらリアルに、戊辰戦争の激しさや、西南戦争の恐ろしさが描かれ、そこを生きた“武士”の心情が鮮やかに浮かび上がる名作だ…
村田が示す「自らの技芸で身を立てる武士」というような己の在り方を貫くような生き様…少し憧れる…
読書状況:読み終わった
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文庫(国内)
- 感想投稿日 : 2014年9月17日
- 読了日 : 2014年9月17日
- 本棚登録日 : 2014年9月17日
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